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『ちっちゃな科学  好奇心がおおきくなる読書&教育論』  かこさとし/福岡伸一 著 【書評】

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『ちっちゃな科学  好奇心がおおきくなる読書&教育論』  かこさとし/福岡伸一 著


最近、かこさとしさんが気になってしょうがありません。

かこさんは子どものことを「子どもさん」といいます。決してお子さま扱いなんてしない。
一人前の人として真正面から向き合い、きちんとした本物を提供する。

その姿勢が本当にすばらしいと思います。
私も普段子どもに接するときはそれを大切にしているので、本当に共感します。


また、かこさんのプロフィールに「東京大学工学部出身」とあって、衝撃を受けました。
イメージと全然違っていたのでびっくりしたのです。
さらに気になって調べてみたら、サラリーマンをしながら絵本を描いていた方だと判明。
別のお仕事をしながら、あの出版量なの!?と自分の理解を超えてしまいました。

そんなこんなで気になり過ぎて、今回手にしたのがこの本、『ちっちゃな科学  好奇心がおおきくなる読書&教育論』です。


この本は知る人ぞ知るあの天狼院書店で出会いました。
(念願の天狼院書店にやっと行けた!!)

天狼院書店は思っていたよりもコンパクトなお店で、第一印象は「ここで気になる本と出会えるのかしら…?」という感じでしたが、結果は心配ご無用でした!
コンパクトな店舗にぎゅーっとステキな素敵な本が凝縮されていて、「わぁ、おもしろそう!」って思わず手に取りたい本がたくさんでした。さすが厳選されています。


さて、『ちっちゃな科学  好奇心がおおきくなる読書&教育論』です。

この本はかこさとしさんと福岡伸一さんの対談本です。
基本的にはかこさんご自身のことと作品についてを紹介している本なのですが、お二人の「小自然をおもしろがってほしい」という思いが深く伝わってきます。


子どもを自然好きにさせたかったら、まずは親が楽しむこと。
「殺虫剤でゴキブリを殺しているようなら、子どもも虫嫌いになりますよ。ゴキブリ、美しいじゃないですか。」のような記述がありました。
これは私も同感で、どうして虫より何十倍も大きい人間が虫を見てギャーギャー騒ぐのかよくわかりません。
ゴキブリも油っぽく見えるだけで、表面はベタベタなんてしてないし、他の昆虫との違いなんてありません。
家の中に虫がいるのが嫌なら、そっと捕まえて外に逃がせばいいんです。


他にも、「理系と文系なんて簡単に決めてしまうことなんてできない」とか、
「大自然がなくても、都会にある小自然でも十分学ぶことができる」など、目から鱗が落ちるような素敵な考えに触れることができます。


中でも、かこさんの戦争に対する思いが印象的でした。
かこさんは軍人になりたかったそうですが、後になってそれは間違った選択だったんだと考えるようになります。

子どものころに自分がもっといろいろなことを知っていれば、その選択を間違えなかったのかもしれない。
そう思って、子どものうちからいろいろなことに興味を持ち、本物の知識を蓄えられるように、子ども向けの知識がぎゅっとつまった本を出版するようになったそうです。
科学から歴史、美術など本当に幅広い分野です。

その思いに感動して、かこさんの本を少しずつ甥と姪と一緒に読み始めています。
ちょっと難しくても、解説を加えれば子どもは興味津々で話を聞いてくれます。

かこさんの本は大人にも、子どもにもオススメです。
知的好奇心を刺激してくれますよ。


かこさんのことを知りたかったら、こちらの『未来のだるまちゃんへ』もオススメです。
かこさんの自伝です。



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『夢になるといけねぇ』 橘 蓮二  【書評】

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『夢になるといけねぇ』 橘 蓮二




新宿に行くと、必ず寄る場所があります。
それは、新宿末廣亭

年中無休の寄席です。
毎日、お昼から夜まで、落語や講談、漫才や紙切りなど、様々なプロの技でスペシャルに楽しませてくれます。


初めて勇気を出して寄席に行った日のこと。
人生に絶望するくらいに落ち込んで、その落ち込みにどっぷりはまっていたある日。
そんな気分からどうしても抜け出せないのが苦しくて、笑いの力に賭けようと思いました。

とても笑う気になれない。
でも、笑わせてもらわないと、なんだかもう生きていける気がしない。
もし、今日ここで笑えたなら、もうちょっと前を向いて頑張れる気がする。
そんな大層な思いを抱えて、寄席へ入りました。


初めての寄席。しかも、一人。
システムもよく分からず、とりあえず席へ座る。

高座が明るい。
みんな、笑っている。
緊張していて、私は笑えない。


でも、滑らかなプロの語り口を聴いていると、どんどん噺の中に引き込まれます。
与太郎、熊さん、八っつあん、などなど。落語の登場人物がいきいきと頭の中で活躍します。

気が付いたら、私の口角がにっこり上がっていました。
アハハと笑うほどの元気はなかったけど、ちゃんとにっこり。
数時間前は絶望的な気分だったのに、帰るときにはにこにこしながら明るい気持ちで歩いていました。


笑いってすごい。
寄席のパワーはすご過ぎる。


あれから、10年近く経ちます。
今ではすっかり元気になり、寄席のとりこになってアハハ!と誰よりも大きな声で笑うようになりました。
本当に笑いの力は偉大です。


先週、久しぶりに末廣亭に行きました。
桂米丸師匠(91歳)が本当に素敵でした。にっこりしたあの笑顔と絶妙な間。一瞬でファンになりました。
また、会いに行きたい!


さて、『夢になるといけねぇ』という、この本。
落語好きな方はタイトルを見ただけで、おおっ!と手に取ると思います。

橘さんという、落語や演芸を専門にした写真家さんの本です。
めちゃめちゃかっこいい噺家さんの写真に、橘さん独特の文章がキラリと光ってとても素敵。
文章から、橘さんの演芸への愛が誰よりも大きいということが伝わってきます。愛が溢れています。

その人それぞれの素敵さがよくわかる本で、読んだらすぐ寄席に行きたくなっちゃいます。
あぁ、また行きたいなぁ!


末廣亭は都会のど真ん中にあるのに、中はいつも明るくてクリーンな空気でいっぱいです。
私の予想では、笑いの力で常に浄化されているからなのでは!?と本気で思っています。

もしよろしければ、ぜひ体験しに行ってみてください!


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『カルト村で生まれました。』 高田かや 著 【書評】

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『カルト村で生まれました。』 高田かや 著

>カルト村で生まれました。 [ 高田かや ]




「カルト村」をご存知ですか?
農業生活を基盤とした、生活共同体を営む有名な団体だそうです。

この本はその「カルト村」で生まれ育ち、今はそこを抜けて一般社会で暮らしている高田さんがご自身の経験を描かれているコミックエッセイです。


その「カルト村」というのは、○○○○会というとても有名な団体です。

全国に数十か所の拠点があり、そこで集団で生活をしています。
年齢によって住むところが分けられ、小さい子どもも親と別れて生活をしていて、会えるのは年に数回とのこと。

みんなが労働をすることが当たり前で、小さい子どもも働きます。
個人が富を所有するという概念がないので、服なども含め持ち物はみんなで共有します。
すべてのことは、話し合いで決められます。

著者の高田さんの絵がかわいらしかったり、その団体に対する高田さんの姿勢が否定も肯定もなく、とてもニュートラルなので、嫌な気分を持たずにさらりと読み終えられる本です。


でもやっぱり、子どもがいうことを聞かないと体罰があったり、食事に対しての厳しいルールによって子どもが空腹であることが多かったりなど、読んでいてかなり違和感を感じる部分がありました。

読後に、いったいこの団体は何なんだろう?というすっきりしない疑問が残り、ネットでいろいろ調べてみました。
すると、思った以上に(私から見たら)過酷な状況の団体で、今の時代の日本でこんなことがあるのか…!とかなりびっくりしました。
批判になってしまうので、ここには何も書きません。


ただ、実際に経験された高田さんが否定も肯定もなく描くというのは、とても素晴らしいことだと思います。
続編が最近出版されました。

興味がある方におすすめします。

>さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで [ 高田 かや ]




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『バカなおとなにならない脳』 養老孟司 著 【書評】

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『バカなおとなにならない脳』 養老孟司 著 【書評】

>バカなおとなにならない脳 [ 養老孟司 ]



『よりみちパン!セ』シリーズが大好きです。

よりみちパン!セは中学生以上の人向けのシリーズで、
人生で誰もがひっかかるようなテーマを、学校では教えてくれない切り口で、わかりやすく語りかけてくれます。
こどもにいいけど、大人が読んでも深いなぁと視野が広がります。


さて、この本を読んだきっかけはお気に入りのラジオ「辺境ラジオ」で内田樹先生が、「養老先生は国民みんなを参勤交代させる制度を政府に提案している」とお話していたのがきっかけです。

「えっ!今どき参勤交代って…」と養老先生が気になって、この本を手にしてみました。


この本は読者からの質問に養老先生が答える形で書かれています。

「バカって治るんですか?」
「寝ないとバカになる、って本当ですか?」
「バカなおとなにならないためには?」

などなどが大項目なのですが、実際の質問は結構切実で、


・親におまえは頭が悪いから…、と決めつけられて不安に思っている10歳の子
・拒食と過食を繰り返している15歳の子
・対人恐怖症で診療内科に通っている14歳の子

など、深刻に悩みのうずに入ってしまっている相談も結構あります。


養老先生の答えはすごくわかりやすくて、つらい子にただ優しく語り掛けるわけではなく、これはこういうことなんだよと養老先生としての正論をしっかり伝えています。

一冊を通して伝えられているメッセージは、
「人間関係が生きる世界のすべてじゃないんだ」
「もっと体を動かして働こう」
ということでした。


人間関係ばかりに集中しているから、悩みがどんどん深くなる。
情報化社会の中で、「生活すること=情報を処理すること」みたいになっていて、短絡的にすぐ結論を出すのが癖になっている。
もっと体を使って働けば、そのバランスがとれて生きやすくなる。

また、体を使っているときは、頭で考えたことを出力をしている状態だそうで、脳を鍛えるにはそれが一番の近道とのことです。



これには本当に納得しました。
人間だって動物なんだから、PCの前に座って無表情に頭だけ動かしてるなんて不自然なことです。
自然の中で体をよく使うようにしたら、きっとよいバランスがとれると思います。


ちなみに、前述の「参勤交代」というのは、都会の子どもをある期間地方で生活してもらうというものだそうです。
(大人もしたほうが良いし、さらには各省庁も地方に一定期間ずつ移動させたらよいともおっしゃっているそうです。確かによいと思います!)


かなり、目からうろこの本でした。
今度のお休みは、プールで泳ぐか山で自然と触れ合って、とにかく体を動かそうと思います。


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『翻訳できない世界のことば』 エラ・フランシス・サンダース 【書評】

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『翻訳できない世界のことば』 エラ・フランシス・サンダース 著

>翻訳できない世界のことば [ エラ・フランシス・サンダース ]




「トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離」
これを表す言葉が、フィンランド語にはあります。

それは、「PORONKUSEMA」。

日本語には絶対ない概念。
だって、トナカイですもの。

そんなふうにほかの言語では翻訳できない言葉というものがあります。



日本語代表は、「わびさび」。

あなただったら、この言葉を外国の人にどうやって説明しますか?



さて、この本はそんな「翻訳できない言葉」を集めた本です。

著者のエラさんの感性がすてきで、よくぞこの言葉たちを探してくださいました!と、思わず言いたくなるくらい、
新しい言葉との出会いが嬉しくなります。

言葉だけでなく、おしゃれなイラストも外国語へ思いを馳せるきっかけになります。


あぁ、そんなすてきな言葉、日本語にもあったらいいのになぁ。
ページをめくりながら、遠い知らない国をうらやましく思ったり。

外国に友達がほしくなる一冊です。



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